再生可能エネルギーの買取電力量が過去最大に!2016年08月11日
この時期はどうしても同じような書き出しになってしまいますが
今日も暑いですね。
早いところではお盆休みの初日をお迎えのことと思います。
そんな今日は、『再エネ』の現状についてお話ししたいと思います。
先日、「資源エネルギー庁」より発表された
「固定価格買取制度の導入・買取・認定状況」のとりまとめ。
これによりますと、
2016年4月の1カ月間に買取の対象になった電力量は48億7837万kWh(キロワット時)に達したとのこと。
一般家庭の使用量(月間300kWh)に換算すると1626万世帯分に相当する規模です。
これまでで最高だった3月の42億kWhを上回り、前年4月の34億kWhと比べて1年間で44%も伸びたとのこと。
地域別では関東・中部・九州地方での導入がとくに顕著であるようです。
ここ中国地方でも再エネの活動はますます活性化していきたいですね!
電力小売り自由化についてのアンケート結果2016年07月30日
今年の4月1日から満を持してスタートした『電力小売の自由化』
資源エネルギー庁へ届出されている電力の販売が可能な登録小売電気事業者として、
7月14日現在、318社名を連ねているところです。
20兆円規模の電力市場のうち7.5兆円が新規参入できる。
そうなれば電気代もかなりお安くなるのでは・・・
そんな大きな期待から早くも四半期がたち、その後どうなっているのか?
その経過状況の発表とでもいうべきものが昨日『東京商工リサーチ』から出された。
電力需要の増える夏本番を前に全国の中小企業を対象に「電力小売自由化」
に関するアンケート調査を実施し、動向と課題をまとめたものである。
アンケートによると全面自由化がスタートしてから7月8日までの3カ月間で、
電力の購入先の変更をしたのは全体の1割程度にとどまったとのこと。
約6割の企業が複雑で分かりにくい料金体系や将来の安定供給への不安などから
電力小売業者の切り替えを検討していなかったこともわかった。
もちろん電気の使用状況によって一概には言えませんが、
購入先を新電力小売り業者へ変更すれば2~5%程度の電気料金引き下げに
つながることが多いのは事実です。
それはわたくしどもフクデンでも対応させていただいております。
ちょっとした変更で確実に経費削減に繋がる電気料金が引き下げられるのであれば
やらないのは”もったえない”ですよね!
ぜひ今一度、新電力への切り替えをご検討ください。
ご相談はいつでもお待ちいたします。(まつひろ)
世界最高気温 54℃観測!2016年07月28日
今日も暑いですね!
毎年ニュースで「最高気温記録更新」なんてのが流れていて
それが普通の事のように麻痺してきてないでしょうか?
ただ今年の暑さは異常なほど。
今年5月にはインド史上最高気温となる51℃が観測され、
7月には北極圏で過去最高となる29℃まで気温が上昇。
そして21日には、中東クウェートのミトリーバで気温54.0℃が観測されました。
世界気象機関が発表し、世界史上2番目の高温記録となるとのこと。
ちなみに世界最高気温とされているのは、1913年7月10日に
アメリカのデスバレーで観測された56.7℃です。
ただし、当時の観測データには信憑性に欠ける部分もあり
科学者の多くはこの数字をあやしんでいるようです。
スイスの大気気候研究所によると、このまま温暖化が進むと、2100年まで
に中東の一部の地域で人が住めなくなる危険性があるとのこと。
アメリカの研究者の中には、クウェートなど中東の一部の地域で、
気温が60℃に達する恐れがあるとも予測しているのです。
あらためて地球温暖化待ったなしという現状だと痛感するニュースですよね。
(まつひろ)
最先端”電池”の最新情報2016年07月25日
今日は将来的な再生可能エネルギーなどの蓄電池にもつながる
最先端”電池”の最新情報をお届けいたします。
先日、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、新しい電池を考案しました。
それは砂時計と同じように、電池を傾けて中の液体を流すことで充放電できる仕組みとのこと。
実は液体を循環させて化学反応を促すことで充放電する「フロー電池」というものは、
既に開発・実用化させています。
耐用年数の長さや、大規模化しやすいという点で蓄電池として期待させていますが
維持コストが高いということがネックとなっています。
そこでMITの研究チームが考案したのは、重力によって液体を循環させるフロー電池です。
それによってシステム全体をよりシンプルにして、コストを下げているとのこと。
粒子をふくんだ液体が細い穴を通って一方から反対側へ移動し、循環が行なわれるとのこと。
そして砂時計と同じように、傾ける角度を変えれば、エネルギーが発生する速度も調節可能とのことです。
まだまだ検証段階みたいですが、これが実用化できれば、
風力や太陽光で作った電力の貯蔵に使うことで再生可能エネルギーシステム
の大規模化にも期待できそうですね!(まつひろ)
オゾンホールが縮小!フロン規制の活動の成果!2016年07月05日
今日はまた地球温暖化についての情報です。
先日、マサチューセッツ工科大学の調査報告によると
『オゾンホール』の規模が2000年以降大幅に回復してきているとのことです。
『オゾンホール』というもの自体が問題となったのは1980年ごろからです。
冷蔵庫や空調機器に利用される『フロンガス』が、その原因とされました。
そもそもこのフロンガスが原因でなぜオゾンホールが破壊されるのか?
そしてなぜ温暖化の原因となっているのか?
その仕組みをわかりやすく図式化したものがありましてので参考にして下さい。
フロンガスについて2020年までにはすべての国で生産が禁止されます。
一時はフロンガスの代わりに代替フロンの利用が推奨されましたが、
この代替フロンにもオゾン層の破壊効果や温暖化への寄与が発覚。
現在はノンフロン機器の普及が待たれています。
ただ地道な活動が目に見える形で結果につながったニュースだと思います。
フロンとあわせてCO2の削減についてもコツコツ積み重ねていけば
温暖化もくいとめることがきっとできると信じております!(まつひろ)
北極海で過去最大の海氷融解~地球環境の今~2016年06月14日
今日は『地球環境の現状』をお伝えしたいと思います。
普段から太陽光をご利用されている方々には
既にお詳しい方も多いかと思います。
いわゆる『地球温暖化』について、その代表例によくあげられる
〝北極海での海氷融解″
米国立雪氷データセンター(NSIDC)が人工衛星を使って観測し
その結果を『海氷面積の記録』として発表されました。
発表の内容は深刻なものであり
「今年5月の海氷面積は2004年5月に記録されたこれまでの最小値より約5%小さく、
1981~2010年の平均海氷面積と比較すると10%以上減っていた。」
ということがわかりました。
さらにこの北極の海氷融解は陸上の氷も溶かしていくという
「北極の温暖化増幅」という現象をおこすとされています。
地球温暖化にはまだまだ研究されつくされていない部分も多く
「今本当に地球は温暖化しているのか」という根本的な疑問から
「温暖化の原因とされているものはなにか」という疑問まで
今後はそういった疑問についても、科学的見地に基づき
できるだけ正確な最新情報をお届けできればと思います。(まつひろ)
省エネで企業にランク付け?罰金あり!?2016年06月04日
今日は法人様向けのニュースをお届けしたいと思います。
5月31日の経済産業省の発表によりますと、
省エネへの取り組みに関して、その状況に応じて企業をランク付けする
「事業者クラス分け評価制度」を開始しました。
経済産業省
年間のエネルギー使用量が原油換算値で1,500kl以上の事業所で、
省エネ法によりエネルギーの使用量などの政府への報告を義務付けられている
ランク付けは「S」~「C」まどの「4段階」に分け
ランクSの優良な企業は社名を公表!
逆に取り組みが特に遅れている企業には『100万円以下の罰金を科す』
としております。これはなかなか大変なことですよね。
経産省としては企業の省エネ意識の定着を進めることが狙いであるとしています。
今回のこの制度についても、先の「COP21」での削減目標を
意識しての動きかと思われます。
我々も引き続き省エネに対する意識をより一層高めるとともに、
皆さんの省エネへの取り組みにご協力してまいりたいと思います。(まつひろ)
LED照明がホタルをまねて1.5倍以上の明るさに!2016年05月23日
皆さんこんにちは。めっきり暑くなりましたね。
今日はLED照明についての最新情報をお届けいたします。
韓国の研究チームが皆さんご存知昆虫の『ホタル』の発行部位を研究し
その構造をヒントにレンズ表面にナノ構造をつけたLEDを開発したとのことです。
ホタルの発光部位には表面にタイル状の構造があり、
それが周囲の大気とホタルの身体の屈折率の差を小さくしていることを発見しました。
この構造によって、ホタルの光がより強くなっているということです。
そのタイル状の構造をポリマーを利用してナノレベルで再現し、
それを通常のLEDライトにとりつけたとのことです。
実験を行なった結果、なんと同じエネルギー量で
60パーセント増加した光を発することができたとか。
今後はこの技術を使ってディスプレイなどの省エネ製品の開発を予定しているとの事です。
雨からも発電できる太陽電池がある!?2016年05月12日
みなさん、今日はいいお天気ですね!
絶好の発電日和です♪
そんないいお天気の今日、『雨』についての面白いニュースがございます!
雨の日は太陽光発電にとって残念な日ですよね。
お天気の日と比べて発電量がぐんと下がってしまいます。
でも、とある研究者たちが開発した新たなデザインの太陽電池なら、
なんと表面に落ちてきた雨粒からも発電できてしまうとのことです。
これは願ったり叶ったりのいいニュースですよね!
この雨で発電できる太陽電池。
そもそも『雨水』は純粋な水ではなく、
アンモニウム、カルシウム、ナトリウムなど
がイオン化され溶け込んでいるとのこと。
この不純物の入った雨水が、この新たな太陽電池の表面にある
『グラフェンの層』
の上に落ちることで発電できるとのこと。
この聞きなれない『グラフェン』と呼ばれるものですが、
――――炭素原子1個分の厚さしかない平面状の物質であり、
炭素原子のsp2結合によって形成されたハチの巣状の結晶格子で構成されている―――
安心してください!わたしも同じです。
ですので、理解としては
『どんなシートよりも薄くて、軽くて、透明で、しなやかでかつ強いシート』
であると理解していただければと思います。
平面上では、強さはダイヤモンドより強い物質と考えられています。
『物理的にもとても強く、世界で最も引っ張りに強い。
熱伝導も世界で最も良いとされ、
電気の伝導度もトップクラスに良い物質である』とのことです。
2010年にノーベル賞に選ばれたものの研究対象がこの『グラフェン』でした。
その時から今後の次世代型高効率太陽電池や蓄電池技術として期待されていました。
―――グラフェンの説明が少しながくなりましたが、
こういった新技術により、雨水からも発電可能な太陽電池が
できつつあるとのことです。
まだまだ発電効率は低いですが、今後の期待がもてますね。(まつひろ)
ついにきた!太陽光がCO2増加にブレーキ!!2016年05月06日
またまた太陽光発電をしている方々にとって
嬉しいニュースが舞い込んできました!
IEA(国際エネルギー機関)の発表により
「2015年のCO2排出量(約321億トン)が2年連続で横ばいだった」
とのことです。
『太陽光や風力発電をはじめ自然エネルギー導入の伸びが、
世界のCO2排出量の増大を抑制している。』
この成果を受けて、IEAのファティ・ビロル事務局長は
「温室効果ガスと経済成長はデカップリング(切り離し)している」
と述べられたとのことです。
今回のIEAの報告は、気候変動対策に自然エネルギーが大きく貢献することを
はっきりと示しています。
今後も胸を張って、太陽光発電を岡山に広めていきたいと思います(まつひろ)