鉄道の電気は「太陽光」+「水素」でまかなう2016年03月29日
今日は「鉄道関係」の最新ニュースをいくつかお届けします。
2017年春、鉄道初の試みとして
「太陽光発電で発電した電気を水素にして貯めておき、
緊急時に燃料電池を動かして駅の照明などに使用する」
そんな設備が開設運用されるとのことです。
発電した電気を水素として貯めておく仕組みも驚きですが
その仕組みをもう来年から運用するということにも驚きです。
神奈川県川崎市にあるJR武蔵溝ノ口駅が導入する予定とのこと。
出展:川崎市
さらに鉄道と太陽光のニュースとして
使わないレール上を利用してメガソーラーを設置し発電するという試み。
線路は平らな場所で直線状に延びているため、通常のメガソーラーで
必要になる土地にかかる費用や手間が省けるのが最大の魅力です。
鉄道においては、まだまだ設置可能な土地がたくさんあると思います。
こういった動きがより広まっていけばいいですね。
鉄道イメージ
平成28年度太陽光発電 買取価格決定2016年03月24日
4月からの再生可能エネルギーの買取価格・賦課金単価が
ついに決定されました!
気になるのはもちろん、太陽光の買い取り価格。
◆住宅用太陽光(10kW未満)
買取価格
平成28年度 33円/kWh 31円/kWh(出力制御対応機器設置義務なし)
平成27年度 35円/kWh 33円/kWh(出力制御対応機器設置義務あり)
◆非住宅用太陽光(10kW以上)
買取価格(税抜)
平成28年度 24円/kWh
平成27年度 27円/kWh
となっております。
早くから太陽光を設置されている方からすると、
『お得感』がさらに増した印象かと思います。
逆に今から太陽光を考えられる方には、「割安感」
を感じる方も多いかと思いますが
ご安心ください!
来年度から太陽光を始めても、まだまだ遅くはありません!
詳しくはまた別の機会にご説明させていただきます。(まつひろ)
水の上で太陽光発電!?水上式ソーラー発電2016年03月17日
今日はまた面白いニュースをお届けします。
岐阜県の企業が水上式のメガソーラーを建設しました。
愛知県高浜市の貯木場の跡地に設置されており
池の水面にフロート式の架台を設置して、
その上に7500枚ほどの太陽光パネルを浮かべています。
発電力がだいたい2メガワットほどになり、
今年の2月中旬から既に運転を開始しているとのことです。
水上式メガソーラーは埼玉県の公園にも設置されているみたいですね。
なんといってもこの水上式のメガソーラーの魅力は
夏の高温時に発電量が低下しにくいことにあります。これは素晴らしい!
ですので、日照時間の長い夏の太陽光を最大限に活用できちゃいます。
さまざまな形で太陽光発電を活用していただけるのは
わたくしどもとしても嬉しい限りです。
太陽光発電がますますより身近な存在になるよう
今後もこういった面白いニュースを取り上げていきたいと思います。(まつひろ)
もう日蔭は怖くない!影ある所にパネルがおける装置!2016年03月08日
太陽光をご利用いただいている皆さま。
お待たせをいたしました。
今日は利用者さまにとって待望のニュースをお伝えいたします。
先日東京ビッグサイトで開催された『スマートグリッドEXPO』
こちらで紹介されたソーラー発電用の装置が、なななんと
太陽光パネルに影がかかっていても、発電効率を大幅に下げずに
発電できるというものです。
これは本当にありがたい装置ですよね!
この装置を接続箱の代わりに設置することで、複数の太陽電池モジュールを
直列に接続したブロックである各ストリングの動作電圧を個別に最適制御
できるとのこと。
これにより、影がかかっている部分でも、そのときの最大点で発電できるそうです。
ですので、今まで設置していなかったところにに追設でき、
パワーコンディショナーの利用率を高めて、
既存システムでの売電収入の向上を実現できるとのことです。
この装置さえあれば、冬場などパネルに影がかかって
がっかりされておられた方にも喜んでいただけるのではないでしょうか。
「地球温暖化対策計画」政府発表2016年03月07日
「地球温暖化対策計画」について政府からの発表がありました。
今回の内容では各部門ごとの削減目標が掲げられており、
企業や病院などの業務部門 39.7%
単身世帯の増加で排出量が増えている家庭部門 39.4%
電力・ガス会社などのエネルギー部門 27.5%、
運輸部門 27.4%
産業部門 6.5%減(すでに省エネ化がすすんでいるため)
となっております。
やはり一番の注目は家庭部門で「4割削減」という高いハードル設定。
計画では、太陽光発電や燃料電池などを利用した住宅のエネルギー消費量をゼロにする
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」
を、20年までに新築戸建て住宅の半数以上まで増やすといった対策を推進。
これは前にもブログで書かせていただいた、いわゆる「COP21」にて採択された
パリ協定にもとづいて、政府が、温室効果ガスの排出を2030年度までに13年度比
で26%削減する目標を達成するための「地球温暖化対策計画」をまとめたもの。
エネルギー効率に優れた素材や半導体などの開発で、ガス排出が増加傾向にある
オフィスや一般家庭で4割削減を目指すとのことです。
計画は、5月の伊勢志摩サミットまでに閣議決定する予定です。
このほか、計画では50年までに80%減の長期目標も掲げております。
目標実現には、再生エネルギーの活用など現状の取り組みだけでは厳しいため、
「革新的技術の開発・普及を最大限に追求」するとのこと。
具体的には、「セルロースナノファイバー」(CNF)
や次世代蓄電池、次世代半導体・窒化ガリウム(GaN)などの
開発を加速させていくとのことです。
今後の政府の動向に注目ですね。
LED信号機は寒さに弱い?2016年02月29日
今日はLEDの信号機についての話題です。
わが社でも信号機の設置工事を請け負っていることもあり
LED信号機にはかなり密接な関係にあります。
そのLED信号機。明るさや色が見やすさはもちろん、
省エネで長寿命などなどいいこと尽くめ。
ただ唯一ともいうべき「弱点」がありまして
発熱量が少ないため、大雪の際には雪が溶けずに付着して
信号が見えにくくなるという問題がでてしまいます。
これは雪国では困った問題ですよね。
そんな弱点を克服すべく、着雪対策に取り組んでいる研究チームがあります。
弱点克服の決め手は『表面加工・ヒーター・振動』の三つが対策の柱とのこと。
信号灯器のカバー外側に超撥水(はっすい)加工を施し、内側に金属で透明な
ヒーターを形成する対策を考案。さらに携帯電話のバイブレーションに目を付け、
振動による除雪をも考え出したとの事です。
これが実用化されれば雪国のLED信号機も安心ですね。(まつひろ)
宇宙で太陽光発電!?2016年02月25日
太陽光発電について「あっ」とおどろくニュースが飛び込んできました。
なんと太陽光発電を宇宙でしてしまうという夢のようなお話し
その名もズバリ『宇宙太陽光発電』です。
内閣の宇宙開発戦略本部が中心となり、国の施策として推進しているとのこと。
なんでも宇宙空間に太陽電池パネルを設置し、発電した電気を電磁波に変換して
地上の受電設備まで飛ばし、そこから一般の電力網に送られるしくみとのことです。
こちらの企業
で詳しく計画しています。
2030年代実現を目標に掲げていますが、道のりはかなり険しいもよう。
ただこの夢のようなお話しが実現すれば、エネルギー問題も環境問題も
一気に解決できそうです。楽しみですね!
世界の温室効果ガス削減の取り組み2016年02月19日
今日は日本を含めた世界の温室効果ガス削減の取り組みの1つ
国際的認証制度『クライメート・ポジティブ開発プログラム』
をご紹介します。
わたくし自身、その名も存在もさっき知った次第です。
このプログラムは低炭素社会を目指し、世界84都市が加盟する
「C40(シー・フォーティー)」が推進する認証制度です。
C40とは
世界大都市気候先導グループという正式名称があり
気候変動対策に取り組む大都市で構成される都市ネットワークであり
東京都は平成18年に参加しております。
今回JR東日本の新駅周辺が、日本国内でもはじめてその認証制度の
候補として認められたとのことです。
この認定を受ければ
外資系企業の受けがよく、企業の誘致などが円滑に進むのではとのこと。
今後は国内でも他の候補がでてくるかもしれませんね。
『低炭素杯2016』開催!グランプリ発表2016年02月18日
2月16、17日の2日間にわたり、東京の日経ホールで
『低炭素杯2016』が開催されました。
企業・学校・地域のそれぞれの環境保全活動や省エネ・
自然エネルギー事業を表彰するこのイベント。
第六回目となる今回は「環境大臣賞 グランプリ」に
複数のソーラー発電によってエネルギーの地産地消を目指す
「しずおか未来エネルギー株式会社」が輝きました!
東日本大震災をきっかけに、NPO法人と静岡市と三者協定を結び、
域内のエネルギ―の自立や分散を目指す取り組みをはじめ続けてこられたとこのです。
こちら岡山県は残念ながら今回のファイナリストに選ばれなかったようですが
2014年には湯原町旅館協同組合さんが
町を挙げてバイオディーゼル燃料事業を温泉街の活性化事業に活用され
ファイナリスト入りを果たしております。
身近な地域の活動がこうして表彰されるのは嬉しいことですよね。
わたくしたちもファイナリストに選ばれるほどの活動を
続けていければと考えております。
地球温暖化対策への政府の新戦略発表2016年02月17日
昨日政府が地球温暖化対策への取り組みとしまして
『エネルギー・環境イノベーション戦略』の概要を発表しました。
注目はその中に「集中的に進める8つの技術分野」のうち
『次世代太陽光発電』と『次世代蓄電池』の分野です。
「次世代太陽光発電」の技術分野については
「既存技術とは異なる素材や構造で発電コストを
1kwhあたり7円以下まで引き下げる」
「次世代蓄電池」の技術分野については
「既存電池の限界を超える大容量化を実現し、
乗用車ならフル充電で700km以上走行できる」
このような技術革新を政府として打ち出しました。
『次世代』の技術という部分にはかなり魅力を感じますね。
また具体的な内容が随時発表されるみたいですので
わたくしとしても今後の政府の戦略に注目していきたいと思います。(まつひろ)